僕はネットビジネスのコンサルに入るもまったく稼げず100万円以上ドブに捨てるという苦い経験をしました。
ですからこの記事を読まれているあなたにはこんな経験をしてほしくないと思い、コンサルの中でも特に問題ありだと思ったせどりのコンサルでの失敗経験をお話ししていきます。
もしせどりのコンサルを見つけても、この記事を思い出して安易な決断をしないようにしてほしいと思っています。
コンサルに入ろうか迷っている方、損はしたくないという方にとって少しでも参考になれば幸いです。
目次
せどりのコンサルに入った経緯
最初の副業であるブログが閉鎖せざるをえなくなったとき、新しい副業としてせどりを知りました。
最初にせどりを学んだのは1泊2日の合宿形式のセミナーで、店舗仕入れに同行してもらったり、電脳せどり(ネットで仕入れること)を実践で学習。
Amazonでの売れ行きや価格推移がわかるツールまで支給され、これで稼げるようになる!と思っていました。
が、実際にやってみるとツールを使っても思ったように見つからないわ価格競争に巻きこまれるわで結局資金ショートして断念。
一度せどりから離れてアフィリエイトや情報発信の道を探していたんですが、情報を集めていくうちに「情報発信で信頼を得るための実績作りが必要。実績を作るにはやはりせどりが手っ取り早い!」と思ってせどりに復帰。
今度こそは!と思って調べたところとあるせどりセミナーに参加。
そこでコンサルの案内があり入会しますが、またしても価格競争やら商品が見つからないやらで結局稼げず…。
せどりでも人によって得意なジャンル(家電、ゲーム、本etc…)が異なるので、この後2回もコンサルに入り結果は全滅。
コンサルだけで104万円も失うアホみたいな結末を迎えました。
気づけよ!という話ですが、当時は追い込まれていて冷静さを欠いていたためこんなくだらない結果に。
このように大失敗に終わりましたが、コンサルとは実際にどんなことが行われているのかを以下に解説していきます。
コンサルで何が行われていたか?
せどりコンサルは他のコンサル同様、ノウハウやコンサル生同士のコミュニティ、独自サービスの提供が柱です。
コミュニティは人によって場所は異なりますが、コンサル生同士でモチベーションを高めあったり講師に質問したり、講師が今売れ筋の商品やセール情報などを流すために使われます。
独自サービスとは何かというと、リサーチを効率よく行えるツールや講師が仕入れに同行してくれるサービス、売り上げや利益率を記録するExcelシートが代表的。
これだけそろっていれば楽勝なんじゃないの?
そう思っていた頃が僕にもありました…。
ですが現実はそう甘くはありません。
現にどのコンサルでもコミュニティはいつも同じようなメンツが書き込んでいてとても多数の生徒を抱えているようには見えませんでしたし、売上管理のExcelシートも使いにくいものが多かったです。
他にも「定期購入の商品を割安になっている初回だけ購入して転売、即解約」とか「中古商品できれいなものは手を加えて新品として売る」などグレー、というかブラックなことを平気で教えていたコンサルもありました。
それはさておき、サポート内容が充実しているにもかかわらずなぜうまくいかない人が出てくるのか?
そして僕がせどりコンサルをあまりオススメしない理由をお話ししていきます。
せどりのコンサルはやめとけ!な話
なぜサービスが充実しているのにせどりコンサルをオススメしないのか。
その理由は以下の4つ。
①ノウハウは無料情報と一緒
ノウハウの提供といったところで、そのノウハウは講師がYouTubeやメルマガで無料で流しているものばかりです。
初心者が考えがちな「無料でここまで教えてくれるんだから、有料のコンサルならもっといい情報がもらえるに違いない!」ということはありません。
コンサル会員にしか流されない秘密のノウハウなんてないです。
提供されているノウハウ以外の部分、例えば商品写真の撮り方なんかは質問すれば答えてくれますが、そのために30万円も払うのはどうかと。
極論を言えば商品紹介文や写真の撮り方は実際の商品ページを見てマネすればいいんですから。
もちろんパクりにならない程度で。
②人が多すぎ!
少数精鋭のコンサルならいいんですが、だいたいのコンサルは大人数を抱えています。
コンサルは1人あたり30万円ほど入るので1人でも多く受け入れたいのはわかりますが、人数が多くなれば当然一人一人に割ける時間は少なくなりますよね。
なので仕入れに関して質問を投げかけても返答が遅れてしまい、答えてくれた頃には出品者が増えて利益が取れなくなっている、なんてことも。
規模の大きなコンサルであれば複数講師を抱えていることもありますが、正直当たりはずれがあります。
年中コンサル生の募集をしているところは大人数になりがちなので近づかないように。
③講師がせどりやってないかも
せどりを過去にやっていたけど今はコンサルしかやってない。
こんな人に当たったら不幸です。
必死でせどりやってるように見せるものの、どこかピントがずれたことを言う。
実際せどり情報発信者で「せどりやってない奴多すぎ!」と糾弾している人もいます。
誰でも言える当たり障りのないことを言う人に多いですが、初心者にいきなり「判断しろ!」というのは酷というもの。
ちなみに僕が値付け判断について質問したとき、誰がこんな値段で買うんだよ!と素人でもわかるような価格を言ってきた人がいました。
この人はもしやせどり自体やってないんじゃないでしょうか。
そんな輩もいるので要注意!
それにせどりはAmazonやメルカリなどのプラットフォームを使いますので、現役でせどりしている人でないとプラットフォームの規約変更などに対応できません。
④肝心の独自サービスがイマイチ
独自サービスは前述のとおり、リサーチを効率よく行えるツールや講師が仕入れに同行してくれるサービス、売り上げや利益率を記録するExcelシートなんかがあります。
これだけ見ると「なんて至れり尽くせりなんだ!」と思うかもしれませんが、果たしてそうでしょうか。
ツールはその精度が高いものだとしても、コンサル生全員に配られますから当然同じような商品が出品されます。
実際に僕も仕入れた商品が他のコンサル生とかぶって価格競争したことがあります(なぜわかるかというと、以前参加したせどりセミナーで他のコンサル生のアカウント名を知ったからです)。
ツール頼みで自分のリサーチスキルが一向に上がらず、ツールが何かのきっかけで使えなくなってしまった際に困ることにもなりますよ。
続いて仕入れ同行ですが、講師は結局仕入れ基準に関して同じことしか言いませんのでノウハウ提供という面では絶望的ですし、仕入れてもらったところでそれはあなたの実績ではないです。
僕は同行の際に何度も聞いたノウハウを聞かされた上、2ヶ月も売れない商品を仕入れさせられたことがあるので同行サービスに魅力を感じません。
Excelシートにいたっては目玉にするほど魅力的なコンテンツですかね?
他にも利益商品を配信してくれるコンサルもありますが、いたずらにライバルが増えて価格競争を煽るだけなのでアテになりません。
ちなみに僕が仕入れた商品が数日後に利益商品として紹介されたとき、出品者が爆発的に増えた結果1円も利益が出なくなってしまったほど利益商品配信の影響力はデカいです。
まとめ
僕がせどりのコンサルをオススメしない理由は
①ノウハウは無料情報と一緒
②人が多すぎて一人一人への対応がおろそかになりがち
③講師がせどりやっておらず、状況の変化に対応できない恐れがある
④肝心の独自サービスがイマイチ
の4つ。
もちろん知らないだけで優良なせどりコンサルもあるのですべて入ってはいけないわけではありませんが、初心者には良しあしが判断できないと思いますしとりあえず見送るのが吉です。
まあコンサルに入るよりは、そのお金を仕入れに回してPDCAサイクルを超高速で回した方がいいと思いますよ。
せどりに限らずネットビジネスは虚飾や誇大広告上等の世界なので、もしコンサルに入ろうか迷っている際は情報を集め慎重に判断しましょう。
コンサルは30万円くらいが相場と決して安いものではありませんので、投資先を吟味する必要があります。
もしダメコンサルにお金を支払ってしまったという場合、泣き寝入りせずに返金請求をしましょう。
その際に押さえておくべきポイントを下の記事にまとめましたので、コンサルにお金を払ってしまったという方はご覧ください。
こんにちは、副業しくじり先生のコウジです。