店舗に行かずともネットで仕入れができる電脳せどり。
目当ての商品がほぼ確実に手に入る上に労力が少なくて済むのですすめる人も多いです。
ですがやり方によっては違法にあたる恐れもあるので注意が必要。
ではどんなケースで違法となるのかについて解説していきます。
電脳せどりに限らずせどり全般に当てはまる事例も紹介していますので、せどりに興味ある方は読んでみてください。
目次
違法になるケースって?
電脳せどりで違法に問われるパターンは全部で8つ。
これから説明していきます。
①古物商許可証を持ってない
電脳せどりに限った話ではありませんが…。
中古品を売る場合に古物商許可証を取る必要があると古物営業法に定められており、持ってない場合は無許可営業として違反になります。
不用品販売程度ならなくてもいいですが営利目的なら必須。
新品を売る場合でも必要なケースもあるそうなので、せどりをやりたければ取る!という認識でOK。
地域を管轄している警察署に書類を出せばいいだけですし、費用も2万円程度で済むのでちゃちゃっと取っちゃいましょう。
最近では警察も規制を強化していて、古物営業法関連の違反者が警察に捕まり始めている(令和2年で20件)ので気を付けるに越したことはないです。
②フリマ仕入れ
メルカリやヤフオクでの仕入れは古物営業法に引っかかるケースが多々あるので注意。
それが以下の3つ。
・メルカリの匿名取引が相手方の確認義務(取引相手の住所や氏名を確認しなければならない)に反している
・ヤフオクやメルカリはそもそも対面形式の取引義務に反する
・取引相手が未成年の場合保護者の同意が必要
こうして見てみるとネットで仕入れること自体がグレーな手法という感じがしますね。
気になるのであれば店舗せどりの方がいいかも。
③盗品を売る
♪盗んだバイクを売りさばく~
冗談はともかく、盗まれた品を売った場合盗品と知ってて売れば逮捕、知らなかった場合でも書類送検になることがあります。
100%見極める方法はありませんが、あまりにも安く出品されているものを避けるくらいはしましょう。
④無免許販売
売るのに免許がいるものを営利目的で販売すると違法になります。
代表的なのは酒類と医薬品。
酒に関しては営利目的でなければよさそうに思えますが、触らぬ神に祟りなし。
美容液や化粧水などの医薬品でないものも医薬品成分が含まれていると販売できないのでそこも注意が必要。
⑤売ってはいけないものを売る
主なものは偽物、チケット、感染症関連。
偽物は知らずに売っても違法。
・チケットに転売禁止と書かれている
・イベントの日時や場所、座席が決まっている
・チケットを購入した人を確認する旨が記されている
の3つを満たしたものが販売禁止となっています。
感染症関連は2020年のコロナショックを思い浮かべればいいでしょう。
というかあれを機にプラットフォーム側でも規制が強まっているので、アカウント停止を避ける意味でもこれらを売らないように。
⑥知的財産権の侵害
知的財産権とはアイデアや創作物を保護するための権利であり、相手からの申告によって成立します。
Amazonアカウント停止の恐れもあるので、セラースケットというアプリを使って見分けるのも手です。
⑦商標権の侵害
営利目的で商標登録されたロゴやマークが無断使用されたものを売ると商標権侵害となります。
これもAmazonアカウント停止の要因になるため商標権の厳しいメーカーなどをググりましょう。
⑧商品の状態を故意に偽る
れっきとした詐欺罪です。
ですが誰の目にも明らかな中古品を新品と偽るなど、よほどのことをしないと適用されないので普通に撮影やコンディション説明をしていれば避けられます。
間違っても「メルカリで写真とは似ても似つかないゴミをつかまされた腹いせに俺も写真を偽って売っちゃえ」なんて思わないように。
まとめ
電脳せどりで違法とされるのは
①古物商許可証なしで活動している
②ヤフオクやメルカリで仕入れる
③盗品を売る
④売るのに免許が必要なものを営利目的で販売
⑤売ってはいけないものを売る
⑥知的財産権の侵害にあたるものを売る
⑦商標権の侵害にあたるものを売る
⑧商品の状態を故意に偽る
の8つ。
Amazonやメルカリといったプラットフォームの規約だけでなく、法律もしっかり守って行動しましょう。
知らなかったでは済まされず警察に捕まるケースもあるのでしっかりと知識武装するのが大事です。
さて、いろいろな制約がありながらも電脳せどりが副業として人気があるのも事実。
果たして電脳せどりは稼げるのか。副業に向いているのか。
それを下の記事で解説しますのでそちらもご覧いただけると幸いです。
こんにちは、副業しくじり先生のコウジです。